2026/05/28 11:29

溶接を暮らしの中に。ツナグラシを始めた理由

はじめまして。ツナグラシです。


私たちは大阪の町工場で、普段は企業向け部品や架台、製造ラインで使われる設備部材などの溶接加工を行っています。

工場や現場を支えるものづくり。


言ってしまえば、普段作っているものの多くは「目立たない存在」です。


でも、確かな技術で誰かの日常を支えている仕事でもあります。

そんな中で、あることを思うようになりました。

実は、溶接という技術はすでに暮らしの中にたくさんあります。


家の階段、手すり、家具、自転車、店舗什器、車、住宅設備。

意識しないだけで、私たちの生活は多くの“溶接”によって支えられています。


ただ、それはあまり意識されることがありません。

「これも溶接なんだ」

と気づく機会も少ない。


だからこそ思いました。


溶接を、もっと身近に感じてもらえたら。


工場の中だけの技術ではなく、暮らしの中でも、もっと自然に触れられる存在になれたら。

そんな想いから、暮らしに馴染む鉄の道具づくりを始めました。




ツナグラシという名前について


「ツナグラシ」という名前には、私たちの想いを込めています。

由来は、


「繋ぐ」と「暮らし」


です。


人と暮らしを繋ぐ。

技術と暮らしを繋ぐ。

町工場と日常を繋ぐ。

使う人と、ものづくりの背景を繋ぐ。


そんな存在になれたらと思い、この名前を付けました。

私たちが作るものは、決して特別な贅沢品ではありません。


ブラケット(棚受け)、アイアンバー、ハンガー掛け。

どれも暮らしの中の小さな道具です。


でも、小さな道具だからこそ、


帰宅して上着を掛ける瞬間。

お気に入りのマグカップを掛ける瞬間。

植物を飾る棚を眺める瞬間。


そんな日常の少し気分が上がる景色を作れると思っています。




溶接跡をあえて残す理由


ツナグラシの商品では、L字部分などにあえて溶接跡(ビード)を残しているものがあります。

もちろん、完全に消して綺麗に仕上げることもできます。


でも私たちは、それを“職人の痕跡”として残しています。

火花と熱で生まれる表情。


一つとして同じものはありません。


工場で培った技術を、ただ商品として届けるだけではなく、


「溶接って面白い」

「鉄って意外と暮らしに馴染む」


そんなことを少しでも感じてもらえたら嬉しいです。




暮らしにも、店舗にも


ツナグラシの商品は、家庭だけでなく、カフェや美容室、ショップなどの空間づくりにも使っていただけます。


無骨だけど、どこか温かい。

空間に自然と馴染む鉄の存在。

暮らしにも、店舗にも、少しだけ鉄の表情を。


溶接を暮らしの中に。


大阪の町工場より、一つひとつ製作してお届けしています。